
「何カップ?」
「お尻が大きいね」
「下着の色は?」
職場・飲み会・SNSのチャットなど、男性からの下ネタ攻撃はいたるところにあらわれます。
そのたびに感じるのは、とにかく不快のひと言。
- 気持ち悪い
- 頭にくる
- 幻滅
その場では笑顔で流したりすることもありますが、思い出しただけでもイラっとします。
しかも、こんな思いをするのはしょっちゅうのこと!
平然としている男性が不思議でなりません。
少し感情的になりすぎてしまいました。でも、とてもレアなケースですが少しエッチな話をしていてもドキドキするようなシチュエーションもあります。
よくある下ネタとドキドキする話・不快に思わない話は一体どこが違うのでしょう?
いろいろと経験を振り返ってみた結果、「相手の信頼関係」が一番大きいかなと私は思いました。
今回は、私がそんな結論に至った理由を、不快な下ネタの経験を掘り下げながら振り返っていこうと思います。そして、さらにドキドキできるエッチな話についても私なりの見解を紹介します。

もくじ
もはやトラウマ!?下ネタ体験ワースト3

耳にしてから何年も耳に残ったままになってしまうような、トラウマレベルの下ネタを言われた経験ってありませんか?
私がこれまでに経験したワースト3を発表しようと思います。
ワースト1位:「俺、ドキドキしちゃったよ」
上司から「S・Mどっち?」って聞かれて、正直に答えたときのひと言。しかも、気味の悪いニヤニヤとした表情。
引いた・・・を通り越してゾっとしました。それ以来、その上司とはできるだけ関わらないようにしています。
ワースト2位:「お尻、大きいね」
そのまま言葉通りなのですが、その言葉が発せられる時点で、性的な対象として見られている感じがしてとても気持ち悪く感じます。
こういった言葉を投げつけられると、私が勝手に妄想の対象にされているような気がします。
また、このような発言はコンプレックスに対して無神経に土足で上がり込んでくるようなものです。
心底軽蔑します。
ワースト3位:「何カップ?」
ネットやSNSで多いのが「何カップ?」です。
匿名なのをいいことに、ネットではお酒の席以上に失礼な人と遭遇します。こんな失礼な一言に遭遇するとそれまでの楽しかった気分が一気に台無しになります。
もしうっかり答えよう者なら勝手に想像されてしまうんだろうな・・・と思うとなおさら気持ち悪くなります。
そのほか、ランキングに入らなかったもののなかにも似たようなフレーズや行動が山ほど!
私の中では全部ワースト1といってもよいくらいなのですが、言い方・態度・表情、全部ひっくるめて特に印象に残っているものをワースト3に選びました。
男性の性的な言葉に拒絶反応が生じる理由
また、男性からの下ネタ全般について言えることなのですが、私は言葉の「先」を想像してしまいます。言葉の「先」というのは・・・
相手が、こんな風に考えているのかと思ったら、腹立たしいしすごく凹みます。
ちなみに私のランキングではないですが・・・、友だちから聞いて、気持ち悪さが印象に残っている話を3つ紹介します。
①「今日のパンツ何色?」
職場の男性からの一言。
それに対してムっとした表情をしたら
「冗談じゃん〜。冗談通じないなんてつまんないじゃん」
とヘラヘラと返されたとのこと。
最初の一言ですでに怒りが頂点なのに、まるで「被害妄想だ」と言わんばかりの追い打ちで、気分が滅入ってしまったそうです。
「考えすぎ」「被害妄想」とかは、周囲から言われるのも嫌ですが、加害者である当の本人から言われることほど腹立たしいことはないですよね。
②「最近月のものはちゃんと来ているの?」
知人が、職場の男性上司から言われた言葉です。「耳を疑った」と彼女は言っていました。
上司との仲は良好で、毎日一緒に仕事をする関係だったから体調を気遣ってくれただけだと信じようとしても、やはり気持ち悪さは拭えなかったそうです。
③「昨日は彼氏と盛り上がったの?」
また別の友人が、職場の上司から言われた露骨な下ネタです。その場では笑顔でやり過ごしたものの、その上司に対しては嫌悪感を抱くようになったそうです。
この話を聞いて、その場を笑顔でやり過ごした彼女はすごいと思いました。
下ネタを言われたときの心境

不快な下ネタを言われた時の気持ちは、とにかく腹立たしいの一言につきます。
表す言葉としては、いろいろあるんですが・・・
「気持ち悪い」
「悔しい」
「許せない」
「怖い」
「ムカつく!」
この胃の奥から逆流してくるような不快感は、どこかで・・・と思ったら、痴漢に遭遇したときや職場でセクハラを受けたときの気持ちとほとんど一緒だったことに気がつきました。
私は何年か前に、電車で痴漢に遭ったことがあります。
後ろの人の太ももがやたらとお尻に触るな・・・そんなに混んでるかな・・・と思っていたら、扉が開いてその人が私を追い越す際に、下から上へとお尻を撫でられました。
私は怒りのあまりその人を蹴飛ばしたのですが、深夜ということもありそれ以上追いかけることもできず、後に残ったのは触られてしまった悔しさと、そんな人がいるという怒りと、またやられるのではないかという恐怖でした。
きっと「してやったり」とニヤついているんだろうという気持ち悪さも未だに沸々と沸いてきます。
痴漢やセクハラは、加害者が捕まった場合の社会的な制裁も厳しいですが、下ネタについては同じような暴力性があるにも関わらず、どこか罪だとも思われていないような感じが余計にムカつきますね。
下ネタを許せる男性と許せない男性
みなさんは、この人なら下ネタを言われても笑って流せる、ネタとして受け取れるという相手はいますか?
私は、基本的には下ネタは許せないのですが、恋人・兄弟・仲のよい友達までなら大丈夫だと思えます。
むしろ恋人から「良い匂いがする」「今日の服、露出が多くてムラムラする」なんて言われてしまったら、エッチなスイッチが入ってしまうかもしれません。言葉責めなどの楽しみ方もあるくらいですし!
許せるかどうかの基準を深掘りしてみると、その答えはやっぱり信頼関係です。
信頼関係の築けていない相手からいきなりセンシティブな発言をされたら、それはもうギョッとしてしまいますよね。
心から信頼している彼氏だとしても、もし初対面のときに下ネタを平気でいってくるような人だったら・・・とても魅力的だとは感じられなかったでしょう。互いの距離感が縮まり、信頼が高まるにつれ、ドキドキさせる言葉が効力を発揮するのです。そして、ドキドキさせてほしいと思うのです。
あと、女性同士であればどんなことを言われても冗談で済ませられるので、不快感は0ですね。
まとめ
男性からの下ネタに対して不快感を感じる根本的な原因は・・・
- 軽率な発言で気分を害される
- 単なる性的快楽の対象として扱われる(誠意がない!)
- 痴漢やセクハラの体験がフラッシュバックし、相手に警戒心を感じてしまう
きっと男性は仲良くなったつもり、または仲良くなるためにと軽い気持ちで、冗談のつもりで下ネタを繰り出してきます。
しかし女性は、下ネタを言われることで相手の性欲を察知し、警戒心が大きくなり、軽い気持ちで自らを脅かされていることに嫌悪感を抱くのだと思います。
警戒する必要のない、すでに信頼関係が構築されている相手なら、下ネタも下ネタには聞こえず、むしろドキッとする発言となって盛り上がったり、日頃抱えているコンプレックスの相談の機会になったりするのかもしれません。
とはいえ、センシティブな内容を相談できる友達は、異性・同性に関わらず簡単にできるものではありません。
当サイトでは、さまざまな体験談やリアルなお悩みを紹介しているので、なかなか話せないコンプレックスの解決策や性体験の楽しみ方を探している方は、ぜひ参考にしてください。
終わりに・・・
下ネタに対して、うまくかわせなかったり、ニコニコとその場を凌ぐことができなくてもいいのです。
冷静に、落ち着いた口調で「それは嫌な発言です」「そんなこと言われたくないです」とハッキリ主張しましょう。
そして相手が理解してくれたのなら根に持たないよう心がける。私はこうすることで、人間関係は保ったまま下ネタを言われる回数が減りました。
不快な思いをしたくない方は、やってみる価値はあると思います。
楽しくチャットでエッチな話をしたり、メールからエッチな話が盛り上がった体験談などもあるのでぜひ参考にしてください。