穴モテとは
穴モテとは

最近、マッチングアプリやSNSなどで「穴モテ女」という言葉を使う人がいるようです。

あまり上品な言葉ではありませんが、一言でいえば異性からの性的なお誘いが多い女性のことを指します。

一般的な「モテ女」とは違ってネガティブな意味でよく用いられます。

今回は「若い頃は穴モテ状態の女だった」と自称されているアラサー女性にお話をうかがいました。

当時の彼女は、気軽にエッチな関係を楽しめる男性からの誘いに応じて、ワンナイトや身体だけの関係などを不特定の方と繰り返していた時期があったのです。

彼女が「穴モテ状態」だったときに感じていたことや、当時を振り返って感じることなどを赤裸々に語っていただいたので、興味のある方はぜひご覧ください。

穴モテとは

「穴モテ」とは、異性との性的関係を繰り返しもつ女性のことを指します。

一般的には、さまざまな人とエッチをするといったネガティブなインメージをもたれがちです。

ポジティブに捉えれば「モテている」ともいえますが、「モテ女」とは以下の点で大きく異なります。

  • 穴モテ女:性的な関係性を求めて異性から誘われることが多い
  • モテ女:性的な関係だけでなく、憧れや恋心を抱かれることが多い

穴モテの状態では、不特定多数の男性からの誘いに応じることが多くなるため、感染症・妊娠・心理的なトラブルなどのリスクがあります。

特に「健全な恋愛関係を構築したい」と考えている女性の場合は、自己肯定感の低下や孤独感を感じる可能性があるため、要注意です。

あえて注意点をお伝えしなくても、一般的には「穴モテになりたい」と思う女性は少数派でしょう。

それでも、「誰からも誘われない寂しさよりはまだまし」と考える人もいるかもしれません。
このように人によって価値観は異なるため、状況に応じた捉え方を整理することが大切です。

自覚をしながら「穴モテ」状態に救われた

恥ずかしい話ではありますが、私はかつて穴モテ女でした。

2015年前後のことなので、当時「穴モテ」という言葉はまだなかったと思いますが、私は自ら積極的に彼氏ではない男性と性的な関係に落ちていました。

結婚して落ち着いた今になって考えれば、とても危なっかしいことをしたと感じています。

また、互いに同意のうえであるとはいっても、軽率な行動が倫理的によくないものであることは十分に理解しています。
さらに、同意があっても性感染症や予期せぬ妊娠といった現実的なリスクは残るため、安全策を欠いた関係は決して安心ではありません。

当時の私は、家庭の居心地がよくなかったことや、男性と付き合ってもあまりうまく続かなかったことから「どこにも自分の居場所がない」と感じていました。
居場所のなさには家庭、恋愛、社会環境と複数の要素が関わるため、自分にとってどの要因が強いのかを意識することが重要です。

こうした孤独感は個人だけの問題ではなく、SNSの普及や承認欲求の高まりといった社会的な背景が影響している場合もあります。

しかも、特定の相手と関係を構築するのではなく、誰もが気軽にちやほやしてくれる関係が心地よかったのです。

当時の私のパターンは、マッチングアプリやSNSで近所の男性を探して、その日の内に結ばれるというものでした。

顔見知り程度の知り合いに声をかけて関係をもったこともあります。

私がそのようなことをしていた理由は、ただただ精神的に安定していなかったためです。

当時の私は、家庭の居心地がよくなかったことや、男性と付き合ってもあまりうまく続かなかったことから「どこにも自分の居場所がない」と感じていました。

しかし、男性とエッチをしている間のみ、自分の居場所を実感できたのです。
ただし、精神的な充足を性的関係に依存すると、身体的リスク(感染症や体調不良)とも結びついてしまう可能性があり、両面から不安定さを抱えることになります。

「この状態はよくないこと」

「早く抜け出したい」

といった思いはずっとありましたが、自分から穴モテ状態を放棄するのは考えただけでも恐ろしいことでした。

当時、私が男性との性交渉をしていなかったら……と想像したら、もしかするともっと危険なことをしていたかもしれません。

もちろん、性病や妊娠などの大きなトラブルに巻き込まれなかった私はただ運がよかっただけとも思います。

当時の私を褒めたいとも思いません。

ただ、「穴モテ」が私を救ってくれたのは事実です。
なぜなら、その瞬間だけでも孤独や不安を忘れられたからです。
しかし一方で、根本的な問題解決にはならず、長期的には不安定さを深めてしまう可能性がありました。

結局、私はひたすら優しい今の夫と知り合うことができ、精神的に落ち着いた結果、私は穴モテ状態を脱して夫一筋になりました。

穴モテ女にならないための方法

穴モテ女にならないためのポイントを一言でいえば、自信をもつことです。
なぜなら、自信がある人は一時的な承認欲求に依存せず、より健全な関係を築きやすいからです。
さらに、自分を大切にできる人ほど長期的に安心できるつながりを選びやすくなります。

ただし、私自身の経験からもいえることですが、穴モテ状態に居心地のよさを感じている女性にとっては、状態を脱するのはとても勇気のいることです。

もし今の自分の選択に「安心よりも不安の方が大きい」と感じる場面があるなら、その背景にどんな要素があるのかを振り返ってみる価値があります。

なみ
なみ

「どのようにすれば自信がもてるのかわからない」という方もいらっしゃることでしょう。

この章では、穴モテの状態を脱した私が穴モテ状態を抜け出すために考えられることをご紹介します。

みゆ
みゆ

場合によっては、専門家によるカウンセリングや信頼できる第三者への相談も有効な選択肢になります。

仕事や趣味に没頭する

悩みを立ち止まって考える余裕を失うほど仕事や趣味に没頭すれば、知らない異性と性的な関係をもつために出会うのが面倒になることがあります。

私が穴モテ状態を脱しようと考えたとき、最初に目指したのも仕事に没頭することでした。

仕事に集中してやりがいを感じられるようになると、職場が自分の居場所だと感じられるようにもなるため、十分に試す価値はあります。

仕事や趣味への没頭の難しいポイントは、没頭できるほど夢中になれる仕事や趣味に出会うことです。

仕事や趣味にワクワクできなかったり大きな目標を持てなかったりする場合は、没頭しようと思ってもなかなか長続きしません。

私の場合も、仕事に集中しようとしたところ「結局私の代わりは他のスタッフでも十分対応できる」との思いが消えず、男性との性交渉を止めるには至りませんでした。

個人的には、仕事や趣味にハマリやすいと自覚している方におすすめの方法です。

正直な気持ちを話せる相手を見つける

私のように居場所のなさから穴モテ状態が心地よいと感じている方は、正直な気持ちを話せる相手が見つかれば自然と見知らぬ異性との関係を求めなくなるでしょう。

私は幸い、身近な友人が聞き手になってくれて、大分気持ちが落ち着きました。

さみしさを恋愛感情でしか埋められない場合は、異性と出会える場に意識的に顔を出しましょう。

ただし、マッチングアプリはワンナイト目的の男性もいるので、要注意です。

私も一度食事をしただけの相手と二度目に会う約束をしたときに「君を食べたい」と言われて、心底ガッカリした思いをしたことがあります。

いずれにせよ、一人で抱え込まないことが大切です。

オンラインで心身のさみしさを解消する

以前の私のようになんとなく居場所がないと感じている方は、オンラインで解消をするのも一つの方法です。

私の場合は穴モテ状態は脱した後でしたが、オンラインで話せる相手が見つかって大分気が楽になったことがありました。

オンラインの最大のメリットは、気を遣わなくてもよいことです。

穴モテ状態だった私がいうのも変かもしれませんが、私はあまり知人に自分自身の性的な好みや希望を伝えることはありませんでした。

身体の関係をもった男性に対しても、その日限りの相手と割り切っていたこともあり、あまり自分の願望を伝えることはなかったのですが、オンラインで知り合った相手に対しては正直な気持ちを伝えられました。

結果的に、オナニーの満足度が高まったり、自分の性的な嗜好を前向きに捉えられるようになったりしました。

オンラインでの関係は、どんなに踏み込んだ話をしたとしても個人情報さえ伝えなければ安全を確保できるという点でもおすすめです。

性生活の満足度を高める

不特定多数の男性と性的な関係を結ばずに性生活の充実度を高める方法もあります。

具体的な方法はたくさんありますが、私がおすすめする方法は以下の方法です。

  • ラブグッズを使用する
  • チャエッチやおな電などの非日常的な性生活を楽しむ
  • 動画や漫画を見て精に関する興味や関心を高める
  • パートナーとエッチについて話し合う

これらは「一人でできる工夫」「相手と一緒にできる工夫」の2種類に整理できます。
状況に合わせてどちらに比重を置くかを考えると、より取り入れやすくなります。

もちろん性的なこと以外でもよいのですが、とにかく日々の生活の中で満足感を得ることが穴モテに依存しないための効果的な対策です。

穴モテについてのよくある質問

この記事を読んだ方がさらに理解を深められるよう、穴モテに関する疑問を整理しました。誤解を解き、リスクや解決策を知ることで、より健全な人間関係づくりに役立ててください。

穴モテとモテ女の違いは何ですか?

結論からいえば、穴モテは「性的な関係を目的に異性から誘われる状態」、モテ女は「恋愛や憧れも含めて人として好かれる状態」です。穴モテは性的対象として見られることが中心であり、リスクも伴います。一方でモテ女は、尊敬や愛情を含んだ幅広い魅力として評価される点が大きな違いです。

穴モテになるとどんなリスクがありますか?

結論として、感染症・妊娠・心理的な不安定さのリスクが高まります。不特定多数との関係は身体的リスクだけでなく、孤独感や自己肯定感の低下につながることもあります。短期的な満足感は得られても、長期的には心身のバランスを崩す可能性があるため注意が必要です。

穴モテ状態から抜け出す方法はありますか?

はい、あります。結論としては「自分の居場所や自信を築くこと」が重要です。具体的には、仕事や趣味に没頭する、人に気持ちを打ち明ける、オンラインで安心できるつながりを作る、性生活をパートナーや自己ケアで充実させるといった方法が有効です。継続的な工夫で依存を減らすことができます。

穴モテはポジティブにとらえることもできますか?

結論として、完全に否定的にとらえる必要はありません。異性から求められること自体は「魅力の一形態」と考えることもできます。ただし、その状態に依存するとリスクが高まるため、あくまで一時的な側面と捉え、健全な自己肯定感や関係性づくりにつなげることが望ましいです。

穴モテにならないために日常でできることは何ですか?

結論は「自分の生活の中で満足感を高めること」です。ラブグッズの活用やパートナーとの会話など性生活を工夫するほか、趣味やキャリアに打ち込むことが効果的です。自分で自分を満たす手段を持てば、無理に外部の関係性に依存する必要が減っていきます。

まとめ

今となっては当時の自分自身を少しさみしく思うこともありますが、私は穴モテ女でした。

マッチングアプリやSNSで声をかけると、それなりに性的な関係をもつ相手が見つかったため、私はなんとか自分自身の居場所のなさから解放されていました。

そして、現在はなんとか優しい夫と一緒に生活を過ごせています。

とはいえ、当時にもう少し健全な形でさみしさを埋められていたら私はより豊かな人生を歩めていたかもしれません。

その意味では、私は性的欲求の解消法や自分自身の楽しみの見つけ方を学ぶべきでした。

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